約20年間飼ってた動物が実は自分が思って飼ってた種類ではなく、新種だったらどう思いますか?
普通なら「そんな話があるものか(笑)」って思いますよね...?
それが...
あったんですよ...
これはつい先日の話。
"いおワールドかごしま水族館"と言えば遠足などで行ったり、鹿児島県民なら小さい頃から1度は行ったことのあるところ。 そんな身近な水族館で新種のエイが発見されたというのだから驚きだった。
ということで、今回はそんな新種だと発覚したエイに会いに行ってきました!!
『いおワールドかごしま水族館』で発見された新種のエイに会いにいってきた!!
ここが噂のエイがいる水族館。
その形から目立つので迷うことなく着くことができると思う。
料金は大人1500円。小中学生は750円、幼児は350円となっている。
新種のエイがあるエリアと新種だと判明した経緯。
新種のエイがいるエリア。
その新種のエイがいるのは水族館に入って一番最初の水槽エリアである黒潮大水槽。
このエリアといえば水族館の中で一番多くのお客さんが立ち止まり写真やら観察やらをするところで土日は人で溢れ返るほど人気の場所。
そんな人目に多く晒される場所で本当に新種のエイが発見されたのか?...と疑いたくもなる(笑)
お目当ての新種のエイ!!
ということで早速、
その新種のエイを探してみますっ!!
っと思ったら目の前にいました。
こいつが新種だと判明したエイ『モノノケトンガリサカタザメ』。
それまでは1997年の開館以来約20年間『トンガリサカタザメ』として展示されていました。(個体の入れ替えはしている。)
しっかりと名称が"モノノケトンガリサカタザメ"に変更されていますね。
見た感想は「お前、新種だったんだな...」です(笑)
なんせ、かなり見慣れてるんですよ。
あまり動かないし動いても同じところを行ったり来たりするのがほとんどだから割となんとなく写真を撮ってる人も多いはず。
見た目はサメっぽいし名前にも"サメ"がつくのにエイ?
見た目はサメっぽいし、それどころか名前にすら"サメ"がつくのにエイ。
どういう基準で判断してるのか"かごしま水族館"に説明がありました。
どうやら、エラあなで見分けてるようです。
エラあなが体の横にあればサメでお腹側にあればエイなのだとか。
新種だと判明した経緯。
数年前、高知県の黒潮生物研究所の研究員が"かごしま水族館"に訪れた際にトンガリサカタザメという名で飼育されていた2匹のエイをみて本家のトンガリサカタザメと微妙に頭の形などが違うことに気づき、同研究所とかごしま水族館、鹿児島大学総合研究博物館が共同研究を進めた結果、新種と判明した。
飼育員すらもわからないほんとに僅かな違いだったようで、この違いに気づき研究を始めた方は本当にすごいですよね。
似たような事例。
実は似たような事例が他にもある。
昭和58年10月に貝の権威である千葉蘭児さん(1909〜1993)が地元の岩手県陸前高田市の大町商店街にある魚屋でつぶ貝という名目で売られていた貝の中から新種の貝(マレエゾバイ)を発見したことがある。
もしかしたら、知らぬ間に得体の知れないものを食べてる可能性がありますよね。。。
最後に。
最後に水族館で撮ったモノノケトンガリサカタザメの写真を載せときます。