2023年6月3日(土)。
行ってきたのは『稚児の滝』。
紫陽花と絶景を望める『石神原公園展望所』へ行く途中に見つけた『稚児の滝』という看板に心惹かれ帰りによってみました(*´꒳`*)
稚児の滝周辺
稚児の滝の周辺から見える風景。
山の上の道路がいい感じだったので1枚。
車通りの多い道路からちょっと中に入ると人の少ない静かな田舎の集落。
まさに秘境です。
【稚児の滝公園】南さつま市金峰町にある悲しき伝説のある滝。
ちごの滝公園の入り口。
駐車場らしきものはなく目の前に車1〜2台停めれるスペースがあるだけ。
車通りどころか人すらも少ないド田舎なのが唯一の救いですね。
稚児の滝はこんな感じです。
思ってた以上に小さいけど雰囲気100点満点!!
日本の夏にぴったり過ぎる
稚児の滝には少し悲しい伝説があります。
むかし、岩屋川のはずれに小さな山寺があったそうで、その山寺には和尚さん、小僧、稚児の3人が住んでいました。
稚児は両親を早くになくしたため山寺に預けられていました。
頭がよく正直ものの稚児を和尚さんは可愛がっていましたが、小僧はそんな稚児を妬んでいました。
小僧は和尚さんが飼っている白い鶏に目をつけます。
和尚さんは白い鶏を可愛がって卵を産むのを楽しみしていました。
小僧はそんな鶏の卵を盗み続け、しばらくして小僧は和尚さんに稚児が卵を盗み続けてると告げます。
怒った和尚さんは稚児を厳しく叱りつけました。
そのうち「稚児はどろぼう」という噂が村人の間にも広がります。
ある日、稚児は死んで身の潔白を晴らそうと決意します。
白い鶏を抱き「本当はお前が1番知っているだろう。すまぬが一緒に死んでくれ」と夜に寺を抜け出し滝へ向かい、前夜からの雨で増水していた滝壺へ身を投げました。
翌日、稚児が行方不明で村中大騒ぎになります。
稚児を探していると滝壺のそばに倒れている白い鶏を発見します。
死んでいると思った鶏に近づくと突然起き上がり立神山目指し飛んでいきました。
村人たちが滝壺を調べたところ稚児によく似た石像が沈んでおり、それ以来この滝は『稚児の滝』と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに滝壺の渕は『鳥ヶ渕』と呼んでるそうです。
お地蔵さん
稚児の滝へ下りる階段の途中に分かれ道があってそのもう一つの道の方にお地蔵さんがいらっしゃいます。
隣には『稚児供養の碑』があります。
もう一つの滝
お地蔵さんからさらにちょっと奥へ進むと柵と謎に開いた扉が...
鍵が付いてないし注意書きもないから入っていいんだよな、、、
扉の先はこんな感じになってました。
奥の方には小さな滝も見えます。
ここから見る眺めもなかなか良い!!
散策路
森の方には散策路の案内板がありました。
この看板だけで目印になるようなテープなどなく道っぽい道もなく、、、
水神様がいらっしゃったくらい。
ただ上の方に遊歩道などでよく見かける手すりが朽ち果てた姿であったので山を登れるようになってたのかもしれませんね。
ちなみに奥に見えてた滝がこんなに近くで見れました。
『稚児の滝公園』の詳細
所在地 | 〒899-3402 鹿児島県南さつま市金峰町大坂6623 |
---|---|
名称 | 稚児の滝公園 |
駐車場 | なし(?) ( ※ 1台分停めれるスペースあり) |
関連リンク | --- |